【後立山連峰縦走3泊4日】扇沢→鹿島槍→五竜→白馬→猿倉、後編の難所は不帰キレット。
9月27日〜30日の3泊4日で、扇沢〜鹿島槍〜五竜〜白馬〜猿倉の縦走をしました。
五竜山荘を出発した3日目。
2日目に通過した八峰キレットよりも難易度が高いらしい、「不帰キレット(かえらずのキレット)」を歩き、その日は大好きな鑓温泉でキャンプ、4日目に猿倉でゴール!のはずが、白馬駅まで歩く羽目に、、とほほ。
3日目。不帰キレットを歩き、白馬鑓温泉へ。
この日もまだ薄暗い中、五竜山荘を出発しました。
しばらく歩いていると、今日もまた雲海の上に太陽が昇りました。寒かったのが急に暖かくなり、太陽のありがたさが身にしみる。
太陽ピカー!
遠くには小さく富士山が見えました。遠くから眺めてわかる山は、未だに富士山と槍ヶ岳だけ。
富士山はどこからみても、富士山の形をしているところがすごい、と思う。笑
唐松岳頂上山荘を通過して、少し進むと唐松岳(2,696m)。
少し歩くと八方池が見えてきました。
八方池の下には、学生の頃に通った白馬八方尾根スキー場があります。
そして唐松岳から、天狗山荘の間にあるのが「不帰キレット(かえらずのキレット)」です。
ここも人が多かったら怖いかもしれないけれど、天気が良くて体力があれば問題なく歩けるかなと思ったよ。
荷物も初日に比べて随分軽くなったし、この頃には長距離の山歩きにも慣れてバックパックと身体が一体化してきてます。笑
キレットを抜けると真っ白な白馬岳。
9月末天狗山荘はすでに閉店してました。展望の良かった尾根歩きもここでおしまい、ここからは標高2,100mにある白馬鑓温泉まで下ります。
テンションがあがっていたキレットが終わった後の、集中力が切れた下りは本当に疲れる、何回も尻餅をつきながら下山です。
白馬鑓温泉も9月いっぱいで営業終了なのですでに山小屋の解体作業が行われていました。
早速2日ぶりのお風呂、しかも温泉に浸かってリラックス。
ここのテント場も1人1泊700円で、温泉入り放題は別に500円。宿泊しないで入浴のみすることもできます。
男性は露天風呂、女性は囲いのある湯船に浸かることができます。あとは温度が高くてすごく気持ちのいい足湯もあって足湯は確か無料。
暗くなってから、1時間だけ男性と女性の湯船の交換時間があります。
露天風呂は見晴らしは素晴らしいけど、温泉の濃度的には内風呂のが濃い感じがしたよ。以前来た時は両方入ったけれど、今回は内風呂で十分満足だったので内風呂に何回も入りました。
白馬鑓温泉の公式ページはこちら。
http://www.hakuba-sanso.co.jp/yarionsen/
ここまで残しておいた戦利品のお酒。笑
と、カレーライスで夕飯です。ペットボトルに入っているのはワインとウイスキー。
ここでももちろんビールを買うことはできます。セールはしてなかったので500m缶が800円、ちょっと高いなと感じてしまうけど、足りなくて1本だけ購入しました。
白馬鑓温泉は、猿倉の駐車場から片道3時間くらいだし、お酒を担いで温泉に入りがてらキャンプをしに来るにもすごくいいところです。
4日目。鑓温泉から猿倉、実際のゴールは白馬駅。
昨日のうちに、持っていた食料をほとんど食べてしまったので、朝食は食べずに黙々と下山。
3時間早足で歩き、猿倉に到着です。
下調べによると猿倉の駐車場から白馬駅へはバスが出ていたので、バスに乗るつもりでいましたが、バスは9月後半にある大型連休を最後に本年度の営業を終了していました。
がっくり、、
乗り合いタクシー(もちろん1人からでも乗れます。バス料金は一人1,000円で、タクシーは一台3,700円。)は、何台か泊まっていましたが早朝に出て来すぎて他のお客さんが到着するまで何時間かかるかわからないし、「想定外の待つ」という行為が苦手な私たちは歩くことにしてしまいました。
もう散々歩いて来たわけよ、、猿倉から白馬駅まではぴったり10km。
この頃には体力もついて超人になっていたので、意識を飛ばして黙々と歩いていると(白馬駅まで、3分の2くらいの場所で、乗り合いタクシーにも抜かれましたw)「白馬駅までもう少し!」の看板が。
私たちのために作ってくれたの?
そしてパタゴニアショップ、と大きなスーパーマーケット、山から降りて来た私たちにとって白馬村は大都会でした。大量の食料と飲み物を買ってその場でご飯。
猿倉駐車場、猿倉から白馬駅への移動はこちらに詳細がのっています。
http://vill.hakuba.nagano.jp/green/tozan_trekking/access.html
白馬駅、ゴール!
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