ゴア、音楽フェス漬けの年越し〜クラブ HIL TOPと年末ビックフェス Sunburn Festival〜

January 20, 20133,497 View

 

2012年〜2013年の年越しはインドのゴアで過ごしました。

 

インドにしては高額な家賃を払ってまで(借りていた部屋の話はこちら→南インド、楽園と呼ばれるゴアで1月半生活してみた。)スーパーハイシーズンのゴアに滞在してみたのは、ゴアの音楽フェスやクラブに行ってみたかったから。実際には、観光客が多いのが苦手だったり音楽イベントに興味がなければ、年末年始のゴアは外した方がいいと思います。部屋の値段やレンタルバイクの値段は数倍に跳ね上がるし、賄賂をせびろうとなんやかんや文句をつけて罰金を請求して来る悪徳警察の数も増えて正直居心地はよくない。

 

でも音楽フェス、クラブ好きだったら、この時期の滞在がオススメ!

 

超有名クラブ「HIL TOP」

HIL TOP は、ゴアのアンジュナビーチのそばにある一番有名なクラブ(屋外スペースだけど)で、大きなイベントは全てここで行われます。

 

昼間の様子はこんな。木が蛍光色に塗られていて、暗くなるとぼんやりと光ります。

 

たいていのイベントは、暗くなる頃に人が増えてきます。

 

私たちは12月23日〜25日のクリスマスイベントが開催されていた三日間と、年始にも見たいアーティストがいて、合計6回くらいは行ったかな。

 

クリスマスイベントは前売りが3日通し券で500ルピー(約750円)だったみたいだけど、23日の午後には売り切れていて通し券を1,000ルピー(1,500円)で購入しました、一日券は500ルピー。イベントによるかもしれないけれど、チケットさえ持っていれば、基本的に出入りは自由で一回外にご飯を食べに出るとかも出来ます。

 

屋台のご飯を食べようと外に出ると怖いおじさんに絡まれた!女子だけや一人で行っちゃダメな場所!w

 

前もって調べていた時にもそういう情報を目にしたんだけど、ゴアでは夜中の音楽イベント規制の強化を図っているようで、22時以降の音出し禁止の場合もあるようです。

私たちの滞在中は、このクリスマスイベントの23日だけは22時にパーティが終了しました、けれどそれ以外の日は概ねどこのクラブでも夜中までパーティは続いていたように思います。

 

インドの警察はかなり適当だから、日によって場所によって、その場だけの決まりが出来たりもするのでそれは柔軟にやり過ごしましょう。笑

 

催される音楽イベントは、ゴリゴリのゴアトランスパーティの日もあるし、椅子を綺麗に並べて聞く民族音楽ライブの時もあります。

 

1月6日に行われた、フランスのトランスバンド HILIGHT TRIBE のライブには、年末に行われた Sunburn Festival でも最前列で踊ったばかりだったけれど、その時楽しすぎたのでもう一回。笑

この時のライブは一人700ルピー(1,100円)。全然安いのにインドにいると金銭感覚がおかしくなって、こんな値段でも「やめとく?こないだみたばっかりだし、勿体ないかな?」となる不思議。

 

ディジュの人が本当にかっこいい!

この年はバンドメンバー全員でゴアで年越しをしたようでライブ終了後に、彼らの家族や友達が裏から出てきて、一緒に写真を撮ったりしていてほっこりした気持ちになりました。

 

年末のビックイベント「Sunburn Festival」

 

ゴアでは年末12月28日〜30日の期間にEDM系の音楽イベント SUNBURN FESTIVAL が開催されます。

 

前売りとかもあるのでもっと安く買えるかもしれないけれど、家計簿を見ると私たちは3日間で一人15,000円くらいのチケットをネット購入したみたい。インドにしては高額だけれど、ちゃんとした大きなイベントなので世界的に有名なDJなんかも来ます。

 

興味のある方は公式ページはこちら。

http://sunburn.in/

 

ゲートを過ぎると大きな砂浜のビーチスペースが会場になっています。

 

大きなステージが3つ以上はあったかな。意外とびっくりだったのが、インド人のお客さんが大半だったこと。タイのパーティとかは白人のお客さんが多いイメージだけれど、このイベントではぱっと見で外人と判別できる人は1割くらいだったと思います。

デリーから年末年始遊びに来てるんだ、というグループと盛り上がったりもしたので、インドの富裕層の人なんかも年越しはゴアで楽しんだりするんだろうな。

 

夕暮れ時はまだ人はまばらです。

 

夕方行われた、HILIGHT TRIBE のライブは端っこの小さなステージでガラガラ。でもこの時に踊っていたオーディエンスは意気投合、一致団結ですごく楽しかった!

 

ご飯もビールも会場内で買えるし、インド料理やサンドイッチの軽食は一食200ルピー(300円)くらいなので良心的です。

 

美味しいインド料理は、ゴアで大好きなレストラン Spice of life が最高だと信じているので、普段インドでは食べないものを食べよう、となぜかここで寿司を食べる私たち。笑

 

このパーティーのいいところは、会場からビーチが直結していて、海辺でまったりしたり、ビーチ辺にあるレストランでご飯を食べたりすることも出来ること。ビーチ自体は会場の外なので、いったんゲートから出ることになり、戻る時には再入場の形になるんだけど、ビーチでは普通の料金で飲み食い出来たりマッサージを受け取りすることが出来ます。

 

音楽フェスに行くお金がないーって人なんかはこのビーチで音漏れと雰囲気を楽しむだけでもありかも。笑

 

ステージ前、夜になるとどんどん人も増えて俄然盛り上がります。

 

インド人ってお祭り好きではしゃぐの大好きな上に、元からカオスな人種だからなんだかノリが異様で面白い!w

 

最終日はイベント終了と共に花火!

 

その他のクラブ

大きなイベント、大きなクラブでなくてもパーティーは毎日のようにいろんなところで行われています。

 

パーティーを探すのも超簡単で、知り合いができればその人たちが「シークレットパーティーがあって」なんて教えてくれたりもするけれど(シークレットじゃない可能性が高いw)、交差点やスーパーマーケットの掲示板、レストランの前にあるチラシを見ればいくらでも見つけることができます。

 

ゴアでは日中仕事をして、夜は数日に一回はパーティーに出かけていました。

 

ゴアって感じっていうサイケなクラブや、

 

ファイアーダンサーやライブバンドのいる、パンガンのフルムーンパーティの小さい版のような野外イベントや、

 

ちょっと高級なホテルのプール辺で行われる大人なハウス・テクノイベントや、

 

ビーチ辺のレストランで可愛い女の子DJのミニマル。

 

料金はどこもあってないようなもので、最初1,000ルピー(1,500円)って言っていたのに、じゃあいいやと様子を見ていたら300ルピー(500円)まで値下がりした時もあったし、一旦ふっかけて来ておいて、断るとインド人の大好きな「ハウマッチ?」と逆に聞かれる(いくらだったらいいんだ?の意味)ことも多かったし、ドリンク代だけで音楽を聴けるところも多いです。

 

こういう小さなイベントは、同じクラブでは同じDJがまわすことも多く、イベントとしてレベルが高い訳ではないけれど、開放的で自由なゴアで気が向くままに、ちょっと音楽を聞いて一杯ビールを飲むのは最高に決まってます。

 

音楽好きは、年末年始のゴア行きを検討してみてください。

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