夫婦でユーコン川を川下り〜 ルート決めと、カヌーレンタルと買い物。

August 06, 20159,580 View

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2015年8月8日〜24日の17日間かけて、憧れていた、ユーコン川下りをしました。

憧れてはいたけれど、夫婦二人とも、カナディアンカヌーに乗るのは2回目、カヌーでのツーリングは初めてという初心者っぷり。全くカヌーイストではないけれど、アウトドアは大好き、いつかは行きたいなと、構想期間3年を経て実現しました。

 

まずは準備編。

 

ホワイトホース到着前に、したこと。

カナディアンカヌーのレンタルショップに連絡

ホワイトホースには、何軒ものカヌーレンタルショップがあります。私たちが、ユーコン川下りをするにあたって、カナディアンカヌーのレンタルをお願いしたのは、日本人オーナーの櫛田さんが経営されているこちらのお店。

 

KLONDIKE CANOEING RENTALS

http://www.klondikecanoe.yk.ca/J_index.htm

 

一年ほど前からスカイプや、メール等で、川下り時期や、初心者である旨を相談させていただいていました。親切で、迅速な返答をくださり、とても助かりました。実際の予約をしたのは、3ヶ月くらい前。と言っても、予約金を支払ったわけでもなく、メールでのやり取りのみです。

 

ユーコン川下りのルート決め

初心者なので、難しくなく、王道っぽいコースを、でも期間は長めで、と考えていました。

 

一番メジャーなコースは、ホワイトホース(Whitehorse)から、カーマックス(Carmacks)まで下るコース(距離350km)。カナディアンカヌーであれば、期間は10日ほど。(カヤックであれば、スピードがもっと早いので、期間は短くなります。)

次にメジャーなのは、ホワイトホースから、カーマックスを中継地点とし、ドーソン(Dawson)まで下るコース(距離735km)。期間は、3週間ほど。

 

私たちは、支流であるテズリン川(Teslin River)を下り、ホワイトホースより下流から、ユーコン川に合流し、ドーソンまで下るコース(距離750km)にしました。期間は3週間程度、と考えていましたが、実際には17泊18日で下りました。

 

スタート地点は、テズリン川、ジョンソンズ・クロッシング(Johnsons Crossing)。

 

ジョンソンズ・クロッシング、ホワイトホース、カーマックス、ドーソンの位置関係はこんな感じ。(ピンが立っているところが、ジョンソンズ・クロッシングです。)こうやって見ると地図上は本当に何もなくて、ロマンを感じます。笑

ユーコン川は北へと流れていて、ドーソンまで下ると、目の前はアラスカです。

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他の方のブログを読んだり、櫛田さんに話を聞いて、このコースがいいな、と思った点は2つ。

ジョンソンズ・クロッシングは、ホワイトホースよりやや東に位置していて、このコースだと、ホワイトホースを過ぎてすぐにある、ラバージ湖(Lake Laberge)を通らなくてすむということ。大きな湖は、川の流れがないので、進むのに労力がいるし、強風の日は、進みにくいだけでなく、大きな波が立つので横転する危険性があります。

あとは、テズリン川という支流と、ユーコン川では雰囲気が全然違うと聞いたから。どうせなら、いろんな雰囲気を味わいたい、ということで、ジョンソンズ・クロッシングまで車で送ってもらう追加料金はかかっちゃいますが、こちらのコースにしました。

 

ロサンゼルスで買い出し

私たちは、ホワイトホースの前は、カリフォルニア州のロサンゼルスに滞在していました。

ロサンゼルスには、「リトル・トーキョー」や、その他アジアンマーケットがたくさんあります。そこで、味噌やめんつゆ、乾麺や、お米、カレーのルーや、すし太郎、などの日本食材を大量に購入。

 

MARUKAI MARKET はいろんな日本食材が手に入ります。楽園。

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ホワイトホースの宿の予約

あとは、ユーコン川下りがスタートするまでの期間の、宿の予約。

カナダは物価が高いので、宿代をなるべく抑えたいと思い、初日の空港泊や、キャンプ場への宿泊を検討していましたが、最終的には、Best Value Inn というホワイトホースでは安めのホテルを予約しました。unadjustednonraw_thumb_4d2d

大きなベットが二つ、電子レンジや、冷蔵庫も付いていてよかったです。1泊8,000円。窓からはユーコン川が見えます。

夫は川下りに備えて、坊主w

夫:別に気合を入れて丸めた訳ではなく、洗髪が楽になるだろうなぁと思いこうしましたw

 

ホワイトホース空港は、小さな空港で、24時間営業ではないので、空港泊は出来ません。私たちは、21:30にホワイトホース空港に到着しましたが、そのくらいの時間が最終便で、すでに空港内はほとんど閉まっていました。

またキャンプ場は、街から3kmほど離れたところにあります。

ユーコン川下りのために、街にあるスーパーマーケットやアウトドアショップで買わなければならないものがたくさんあるので、現実的ではないなと思いやめました。

 

ホワイトホースでしたこと。

ホワイトホースに到着

2015年8月5日に、ロサンゼルスから、バンクーバを経由し、ユーコン準州ホワイトホースに降り立ちました。

 

航空会社は、エアカナダ(Air Canada)。ここで、なんと、この旅行2度目のロストバゲージ。ロサンゼルスで購入した食材と、アウトドア用の調理器具等をいれた、クーラーボックスを紛失されてしまいました。

 

アメリカレンタカー中の旅のお供だったこいつ。

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(2日後、見つかりました、とエアカナダから電話をもらったのですが、中身の全く違う他の方のクーラーボックスでした。結果、私たちのクーラーボックスは出てきませんでした。)

 

ちょっと焦りながらも、タクシーでホテルまで向かい、チェックイン。

20:00くらいまでは空港から市内までバスがあります。タクシーで市内までは、17CAD(約1,650円)でした。

 

カヌーレンタルショップで打合わせ

翌日、カナディアンカヌーを予約している、KLONDIKE CANOEING RENTALS にお伺いし、打ち合わせ。

右に写っているキャンピングカーが事務所になっています。

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テズリン川(Teslin River)と、ユーコン川の地図を購入し、レンタル品を決めます。

 

旅の必需品。

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私たちがレンタルしたのは、

カナディアンカヌー、バレル(食料を保存しておく入れ物)、クーラーボックス、椅子2脚、長靴2個、ベアスプレー。どれも絶対に必要なもの。

もっと生活レベルを上げるんだったら、テーブルもあってもいいかな。

 

ノコギリはレンタルもありましたが、購入しても金額が変わらなかったので、アウトドアショップで小さいものを購入。焚き火用の薪を切るのに便利。

 

あとは、キャンプに必要な、テント、寝袋、マット、クッキングストーブ、鍋類も、レンタルを行なっているようですが、私たちは、日本から愛用のものを持参しました。

 

2日間にわたる数々の買い物

私たちは、ホワイトホースに2泊し、必要なものを買いだす予定でいました。

でも、ロストバゲージがあり、買い物に時間がかかりそうだったので、川下りスタート日を一日遅らせ、ホワイトホースに3泊。2日間を買い物にあてました。

 

失くなってしまったのは、食料品の他は、包丁やまな板、カップや食器類、platypus(水を入れる容器)等。テントやクッキングストーブなんかの大物がなくならなくて良かった、、

 

アウトドアショップ、ホームセンター、スーパーマーケット、酒屋を何度も往復し、必要なものを買い出します。

 

お米や、パスタ、パン、インスタントラーメンなどの主食を、約60食×2人分。

日持ちする野菜、玉ねぎ、人参、ジャガイモ、ニンニク、ズッキーニ、アボカド、かぼちゃ。

クーラーボックスに入れておけば、最初の数日は食べられるであろう肉類。あとは日持ちするベーコン類。

缶詰、醤油、油、カレールー(高いけど、ホワイトホースのスーパーマーケットでも日本のカレールーは買えました)、調味料。

卵、コーヒー、粉末ジュース、お菓子、バナナ、メロン。

あとはトイレットペーパー(食器も拭くのでたくさん必要)、ホワイトガソリン(MSRドラゴンフライ用)。

エコ洗剤(アウトドアショップで購入したもので、衣類の洗濯、食器洗い、身体を洗うよう全てに使えます)、スポンジ、荷物とカヌーをくくりつけるためのロープ。

ゴミ袋。私たちはドライバックを1個購入し、パソコン機器などはそれに入れていましたが、衣類は、ゴミ袋に入れてから、普段使用しているバックバックに詰めていました。カヌーごと横転してしまえばおしまいですが、多少の水しぶきや、雨には対応できるかなっていう気休め。

KLONDIKE CANOEING RENTALSで、大きなドライバックをレンタルすることもできます。

飲料水10リットル×2つ。

 

必需品のビール。ユーコンのクラフトビールなのでつい買ってしまいましたが、瓶は重たいし、ゴミとして燃やすことが出来ず、持って帰る必要があるので、持ってかない方がいいかも。

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カナダでは、お酒類は国が運営する酒屋でしか購入ができません。酒税もすごく高いので、ホワイトホースでは350ml缶が1本2CADちょっと(約200円)します。ビール以外にも、一番安い紙パックワインも数箱購入。確か、3リットルで2,500円くらい。

 

あとは釣り竿や、軍手なんかも。

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私たちは、釣りも初心者なので、狙う予定なのはグレイリングという大きさ30cmくらいの、マスみたいな魚だけ。スタッフの方に相談し、安い釣り竿と、キラキラ光る小さなルアー、毛針、ウキを購入。合計2,800円くらい。釣れるかわからないから、初期投資は少なめに。笑

 

釣り経験者なら、パイクという魚や、サーモンなんかも釣れちゃうみたいなので、釣り竿はレベルに応じて購入することになると思います。

 

あと、カヌー下りをしてみて必要だなと思ったのはブルーシート。ロサンゼルスのダイソーで購入していたのですが、ロストバゲージで失くなってしまい、ホワイトホースのホームセンターでは高かったので再購入はしませんでしが、あったら何かと使えます。まあ、なくてもなんとかなったけど。

 

フィッシングライセンスの購入

ユーコン川を下るための、パーミットは必要ありません。

購入したのは、フィッシングライセンス36.75CAD(約3,500円)。ホームセンターで購入できます。

 

夫婦でユーコン川を下ってみた〜初日〜 に続きます。

夫婦でユーコン川を川下り〜 初日はテスリン川をスタート。

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